女性の想いから生まれた!新たな上下土産「ゆず塩」
「なじみマガジンONOMICHI」では、備後地域で愛される逸品を毎回ご紹介しています。
今回は、地域の商工会女性部のみなさんで作られた誇れるお土産品です。
そもそも商工会とは、地域の会社経営者や個人事業主が集まって、地域を盛り上げる活動を行う団体です。府中市上下町の商工会女性部では、ボランティア活動や新事業展開などを女性ならではの視点で取り組まれています。
府中市上下町は広島県中東部に位置し、江戸時代、旧石見銀山から瀬戸内海への銀山街道の宿場町として栄えた町で、現在でも白壁や土蔵造り、格子戸が並び、メインストリートはタイムスリップしたようなノスタルジックな雰囲気が味わえます。
近年ではアンガールズ田中さんの出身地としてもなじみ深い場所です。
この上下町で事業を営み活躍されている46名の女性部の方々が、自分たちの事業だけでなく商工会女性部として互いに協力し、上下町の新たなお土産産業に力を入れたいという想いから作られたのが『上下そるとシーリズ』です。
個性あふれる『上下野草そると』『上下葉っぱそると』『上下柚子そると』『上下トマトそると』の中から、今がまさに旬の『上下柚子そると』をご紹介します!
芳醇な香り!地元で愛され続ける無農薬の天然柚子
柚子は晩秋から冬にかけて実をつけるミカン科の植物です。
『上下柚子そると』の柚子は、上下町の山に昔からある天然の柚子を使用しています。
上下町では昔から自宅の庭や敷地の山に柚子の木を植えている方が多く、この時期になるとたわわに実り、自然と各家庭に常備されている柑橘です。
そのため各家庭で様々な料理に使うのはもちろん、柚子の皮は餅に混ぜ込み柚子餅に、果汁は砂糖を加えてシロップに、搾りかすはネットに入れて柚子風呂に、そして種は焼酎につけて化粧水にと余すことなく活用されています。
一つ丸ごと便利に使える柚子ですが、さすがに実った柚子すべてを消費するのは難しいこと。
このまま収穫されることなく落ちていく柚子がもったいない、どうにか有効活用したい!と女性部の中で話題になり『上下柚子そると』が生まれたのでした。
ところで皆さん、柚子の木ってどんな感じかご存知ですか?
実は柚子の木には鋭いトゲがたくさん! しかもバラのように短いものではなく、長く尖った、まるで槍のような鋭さなんです。この自然の武器を身にまとった木から、柚子を収穫するのですが、女性部のみんなさんは仲間たちみんなで収穫するためか、このつらく大変な作業でさえも楽しんで作業をされているそうです。
楽しそうな光景が目に浮かびますね♪
次にトゲとの戦いからもぎ取った柚子を加工していきます。
無農薬のため皮の表面に黒い点があったり変色したりしているところがある中、きれいなところのみを一つ一つ手作業で剥いていきます。
女性部での作業は普段のお仕事とはまた別なので、作業があるときに来られる人が集まり作業するのですが、コンテナにいっぱい入った柚子を5~6人でひたすら剥いたりするそうです。
さらにこの皮、剥いたそばから変色が始まってしまうため、きれいな黄色を保つためにすぐに乾燥機へ入れていかないといけない、まさに鮮度が命の作業!
見た目がきれいで香りも高く、味も豊かな柚子を使うために丁寧かつスピーディーに作業されているのです。
最後に乾燥させた柚子の皮を粉砕するときにも、柚子の存在が分かるよう、細心の注意を払いながらブレンダーにかけるという徹底ぶりでした。
ミネラル豊富!極めて綺麗な旨味を含むチベットソルト
続いて『上下柚子そると』で使う塩は「チベットソルト」という、チベット高原にある湖から作られたお塩が使用されています。
チベット高原はヒマラヤ山脈に連なり、標高3,000m以上の高地にあるため海洋汚染や酸性雨による影響をほとんど受けていません。また、7カ月もの間天日干しされ作られているため熟成された甘みと旨味がありミネラルが豊富に含まれています。
お客様に提供するにあたり、より美味しく、より安心して取り入れてもらうために厳選されたこのチベットソルトを使われているそうです。
このチベットソルトは、広島県安芸高田市にあるチベットソルトの輸入・販売を専門に手掛けるチベットソルト株式会社さんから仕入れているもので、商工会ならではの繋がりがあるからこそ♪
『上下柚子そると』の原材料はなんとこの柚子と塩の2つのみ!
香料や着色料、保存料などを一切使用せず、柚子の皮を腐敗しない基準の最大限まで入れ、柚子の風味や味をしっかりと閉じ込めた珠玉の逸品に作り上げたのです。
料理の引き立て役にも料理のメインにもなりうる美味いゆず塩!
無農薬で素材そのものの柚子と、身体が喜ぶ旨味あふれる塩。
無駄なものは一切入れずに色と香りと食感と美味しさにとことんこだわって作られているこの『上下柚子そると』。
パッケージを開けてみると摘みたてのようなフレッシュな柚子の香りが広がります。
そして一口なめてみると鼻に抜ける柚子の香りと、旨味あふれる塩の美味しさに驚愕します!!
料亭の柚子の澄まし汁を粉末にしたんじゃないかと思えるほどの美味しさで、叶うならずっと舐めていたいほど(笑)
こんなに料理に使うのが楽しみだと思えたお塩に初めて出会いました!
この『上下柚子そると』、本当に何の料理にも合うんです。
例えば、お味噌汁にパラり。豚汁にパラり。お鍋にパラり。おでんにパラり。サラダにパラり…。お塩自体が美味しく、柚子も香り高いので、少量パラりと振りかけるだけでいつもの料理がワンランクもツーランクもアップしてしまいますよ♡
さらにはこのお塩を楽しみたいならお魚、お肉、天ぷらはもちろん、おにぎりやパン、お豆腐などに少ししっかりめにかけていただくのもオススメ!
バニラアイスにかけて食べるのも甘じょっぱくてとても美味しいそうですよ♡
これを使うだけで魔法がかかったみたいに料理が美味しくなる『上下柚子そると』。
可愛いパッケージが並ぶ、ほかのラインナップとも合わせて食事を楽しく美味しく彩ってみてはいかがでしょうか?
現在、『上下柚子そると』は府中市上下町のお店、道の駅びんご府中、182ステーションさんわ道の駅、商工会女性部の公式ホームページ「上下スタイル」で購入できます。