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なじみマガジン ONOMICHI

備後地域で愛される逸品を知る。

食用バラと和菓子の共演!バラスイーツ【福山薔薇ラムネ】

2022.04.28 2022/05/27

食用バラ農家と和菓子屋がコラボして作ったバラのスイーツ

愛する人への贈り物にもよく使われる花、バラ。
バラの花そのものはもちろん、バラの香りの化粧品や芳香剤など、その優雅な佇まいと香りは多くの人を魅了し、様々な場面で利用されています。
この「なじみマガジンONOMICHI」でも食用バラを生産されている「鈴木の薔薇」さんのローズシロップについてご紹介しました。
美容効果も期待でき、自宅で手軽に美味しくオシャレなスイーツが楽しめると人気の鈴木の薔薇さんのローズシロップが、バラのまち福山市で和菓子屋さんとコラボしていると聞き、今回取材に行ってきました!

菓匠(かしょう)福富さん
コラボ商品について沢山聞いていきます!

福山市で和菓子屋を営む「菓匠(かしょう)福富」さんと、鈴木の薔薇さんがコラボして作ったバラのスイーツで、落雁(らくがん)の技術を使って作られた『薔薇ラムネ』です。
この『薔薇ラムネ』、福山市が認定する福山ブランドにも登録されていて、福山らしさあふれる一品なんです。
どういったところが福山らしいのかも含めてご紹介していきますね♪

バラの町、福山への愛が詰まった『薔薇ラムネ』

福山市は、1945(昭和20)年8月の大空襲によって市街地の約8割が焼失しました。
戦後、復興を目指しながらも混迷する中、「戦災で荒廃した街に潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そう」と、公園に約1,000本のバラが植えられました。
その後、住民の熱心な世話により真っ赤な花を咲かせたバラたちは、市民の心に癒しを届けたそうです。
そこから福山市民に愛される花となり、市花となったバラは現在も春になると福山市のいたるところで花を咲かせ福山の街を彩っています。

綺麗なバラを見ていると心が癒されます

そんな福山市で2000(平成12)年に創業された菓匠福富さんは、「季節の中に彩りを添える和菓子を作り続けること。そして、いまどきの嗜好の変化を和菓子に取り入れること。最後に美味しさのために心をつくすこと。」という想いを大切に、日々一つ一つ丁寧に手作りされている和菓子屋さんです。

京都で修行されてきたおじい様の技を忠実に守り、材料は丹波大納言小豆や羽二重餅粉など日本全国の中でより良いものを厳選。
ほとんどの商品を自社で手作りし、できたてをその日の美味しいうちに食べてもらえるよう賞味期限をあえて短く設定、足を運んでくださるお客様の“美味しい”のために日々練磨されながら和菓子を作られています。

取締役専務の澤さん
お菓子に込めた想いは誰にも負けません!

そんな菓匠福富さんが手掛ける『薔薇ラムネ』はまさに“福山への愛が詰まっていて、嗜好の変化を取り入れた、彩りを添える和菓子”なんですよ!

バラを実感!職人が生み出す繊細な和菓子『薔薇ラムネ』

『薔薇ラムネ』は、鈴木の薔薇さんから「ローズシロップを使って何か商品を作ってもらえませんか?」という提案から物語が始まりました。
福山市民の平和を想う「やさしい気持ち」の象徴であるバラを多くの人に伝えていきたいという想いがあった菓匠福富さんはこれを快諾。
バラの良さを生かしつつ、和菓子らしさも失わないお菓子は何だろうかといろいろ考案されたそうです。

鈴木の薔薇さんの「ローズシロップ」
スイーツなどにかけると優雅なひと時が楽しめます

最初に思いついたのは餡にシロップを練りこんだお饅頭。次に皮にシロップを練りこんだ最中、そしてワッフル。
どれも試作を重ねてみたものの、熱でバラの香りが飛んでしまったり、和菓子らしさが表現できなかったりと思い描くものに至らなかったそうです。

そこで思いついたのが熱を使わないで作る、和菓子の代表格の一つでもある「落雁」でした。
しかし落雁は茶道の茶席で利用される場面が多く、一般のお客様が購入されることはめったにありません。
そのため「落雁として作ったのでは受け入れてもらえない。たくさんのお客様に手に取ってもらいたい!」と思索し辿り着いたのが「ラムネ」だったのです。

落雁は和三盆糖と寒梅粉という穀物由来の粉を使うのが特徴です。
一方のラムネは砂糖とクエン酸が主な原材料ですが、両方とも押し固めるという製法はよく似ています。
そのため落雁とラムネの融合は見事にマッチ!
落雁の原材料にラムネっぽさを出すために、酸味料であるクエン酸をプラスし、そこにバラシロップを加えて『薔薇ラムネ』が完成したのでした。

伝統の木型にぎゅっと押し込みます
木型から押し出された『薔薇ラムネ』
色も形も可愛らしい!

実はこの『薔薇ラムネ』、製造の段階で硬すぎても柔らかすぎても上手く作ることができないそうで、季節や気温、その日の天候に合わせて粉の量とシロップの量を微調整されているそうです。
材料や作り方がとてもシンプルなので、材質の良さや量、職人の力量によって味や出来が違ってくる、まさに職人技の繊細なお菓子なんですよ!

しかも近年では需要の少なさや、木型を揃える難しさ、手間のかかる作業であることから自社で落雁を作っている和菓子屋さんは年々減っているそうで、自分たちの手で作るという菓匠福富さんだからこそできた一品なんです。

滑らかな口どけと爽やかなバラの香り!手土産におすすすめ

シンプルでありながらもバラの特徴を素敵に捉えたパッケージを開けると鮮やかな紅白の『薔薇ラムネ』が顔を出します。
パッケージと同じデザインの木型で作られた『薔薇ラムネ』は、ちょっとしたお祝い気分にさせてくれます。

なんだかちょっとおめでたい気分

封を開けるとバラの華やかな香り!
落雁自体が香りの強いものではないので、バラの香りが前面に出ていてずっと嗅いでいたいぐらいいい香りです。

口に含むとバラの香りが一変、ラムネの香りに!
バラがきつく香ることもなく子どもの頃よく食べたラムネの味がします。ラムネの味ってバラだったのかな?と思うぐらいラムネの味です。
そしてその後ろから軽やかに現れるバラの存在が素晴らしく絶妙なんです。
子どものころよく食べたラムネに近く、懐かしくて美味しいです。

でも圧倒的に私の知ってるラムネと違う点が一つありました。それは『口どけの良さ』。
口の中でバラの味を探しているうちに、みるみる溶けてなくなっていってしまったのですが、ラムネのざらっとした食感を一切感じることなくサラサラと溶けてしまいました。

それもそのはず、この『薔薇ラムネ』、口どけの良さにこだわって何回もふるいにかけてダマが残らないように作られているんですよ。普通の落雁でさえ、ふるいにかけるのは一回だけなのに、より滑らかな口どけ、溶けてなくなる食感を作るためにさらなる手間をかけられているそうです。

そして溶けきった後また爽やかに口の中にバラの香りが広がり優雅な余韻に浸らせてくれます。
この爽やかさはさすが鈴木の薔薇さんのシロップだなと感じます。

ラムネだけど落雁。落雁だけどラムネ。そしてバラ。という、なんとも新しく懐かしい初めての感覚です。バラの香りも爽やかに香る程度なので、小さいお子様からご年配の方まで年齢問わずどなたでも美味しく頂けること間違いありません。

この『薔薇ラムネ』、和菓子なのでお茶やお抹茶にもちろん合うのですが、洋菓子とともに紅茶やコーヒーと一緒に召し上がっていただいても美味しいですよ。

一口サイズのバラは食べる人みんなの気持ちを楽しくしてくれます

そして手土産としてはもちろん、引き出物やお祝い事にもかなりおすすめです。
見た目が紅白で華やかで、食べてもバラの香りで華やかというお菓子はなかなかないですよね。
ぜひお祝いの一言を添えてプレゼントしてみてはいかがでしょうか?

菓匠福富さんの『薔薇ラムネ』は菓匠福富4店舗(本店、福山東店、天満屋福山店、松永店)、ホームページ「あみゃーもん~備後のお菓子市場~」、ひろしまブランドショップTAUにてご購入いただけます。

鈴木の薔薇さんの『ローズシロップ』はこちらのページでご紹介しています。
【ローズシロップ】美容にも嬉しい!バラ農家が作る上質な逸品

お店の紹介

有限会社 菓匠福富
住所:〒720-0802 広島県福山市松浜町3丁目8-36
電話番号:084-991-3380

公式サイト

備後のお菓子市場 あみゃーもん

なか かな
なか かな

美味しいもの、楽しいことが大好き! 尾道出身、尾道育ちの二人の女の子のママです。地元の広告代理店で情報サイトの運営にも携わっています。 主婦の目利きを活かして、私自身が気になっている備後の逸品をみなさんに紹介していきます。

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プーカくん

広島にあるネットプロモーション会社の舵取りを担っているプーカくん。備後地方の魅力に触れ、ここにしかないすぐれた逸品を全国の人に知ってもらいたいとWebマガジン「なじみマガジン ONOMICHI」を開設、現地に出向き取材を行いその魅力を紹介していきます。