備後地域で愛される逸品を知る。

2022.12.23 2024/05/13

【くわいチップス】癖になる美味しさ!くわいの名産地の新名物

癖になる美味しさ!福山特産“くわい”を使った「くわいチップス」

昆布、田作り、海老、きんとん、紅白なます、黒豆…様々な祝いの意味をもつこれらのおせち料理たちは皆さんのよく知るところ。
そんな中「食べると芽が出てめでたい」とされる“くわい”の存在を皆さんご存知でしょうか?
芽を残し、六角形または八角形に形作られ、煮ものとしておせち料理の中に入っているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
里芋ともジャガイモともいえない独特の食感と味をもつ“くわい”。
正直、おせち料理で見かける以外あまり出会うことのない珍しい野菜の一つです。

くわいの煮物
くわいの煮物
地域によっては見たことが無いという人も

そんな縁起物の“くわい”ですが、実は広島県福山市が収穫量日本1、2を争うほどの名産地なんです!
“くわい”は煮物によく使われ、ほくほくとしていて芋に似ていますが、甘みと苦みを併せ持つ独特の味わいが特徴です。また、カリウムやたんぱく質、葉酸などが他の芋類よりも多く含まれています。

その“くわい”が特産の福山で、もっと手軽に美味しく“くわい”を食べてもらいたい!と奮闘されている会社さんが発売された『くわいチップス』。

くわいチップスの袋が二つ並んだ様子
“くわい”のチップス!?
お味が気になります

これが癖になるくらい美味しいとのことなので取材に行ってきました!
あまり知られていない“くわい”とはどんなものなのか、なぜチップスとして発売することになったのか、『くわいチップス』の美味しさの魅力も合わせてご紹介していきます。

“くわい”をもっと知ってもらいたい!その美味しさを伝えたい!

今回ご紹介する『くわいチップス』を作られているのは福山市新涯町にある宮地農園さんです。
新涯町は今でこそ住宅街やスーパー、飲食店が立ち並ぶとても住みやすい街ですが、江戸時代に造成された干拓地で十数年前までは辺り一面田んぼとくわい畑が広がっていたそうです。

そんな新涯町で生まれ育った宮地さんはおじいさまがくわい農家だったこともあり、子どもの頃から“くわい”がとても身近な存在でした。
旬の冬になると“くわい”をスライスして揚げた「くわいチップス」や小粒の“くわい”を素揚げしたものをおやつの定番としてよく食べていたそうです。

大人になるにつれ“くわい”栽培の大変さ、旬の短さ、希少性を知り、後継者不足から次々と減っていくくわい畑に心を痛められていた宮地さん。
そんな中、宮地さんの勤める株式会社佑善の新しい事業として葉物の水耕栽培や玉ねぎ、ジャガイモなどの根菜類を生産する農業生産法人「株式会社宮地」が発足。その後おじいさまのくわい畑を引き継ぎ、宮地農園として“くわい”の栽培が始まったのでした。

宮地農園の宮地さん
笑顔がとってもステキな宮地農園の宮地さん

“くわい”は冬から春にかけて収穫できる冬野菜です。
しかし、おせちに使われることが多いため収穫は11月後半から12月後半までの約1カ月のみが山場。そこで一気に収穫する必要があるなかなか特異な野菜です。

ところで皆さん、“くわい”ってどうやってできて、どうやって収穫するかご存知ですか?

“くわい”はレンコンなどと同じ水生植物のため水田で栽培されます。
春に植え付けをし、夏場は暑い中、水量の調整・管理、葉の間引き、追肥等を行い、寒い冬になったら収穫をします。水田のためすべて水中で、泥に足を取られながら作業するため何をするにも重労働…。
夏場の作業も大変なのですが、最も大変なのは冬の収穫の作業なんです!

収穫の際には、まずは大きく育った葉を一株ずつ切り落としていきます。
次に地中に埋まる“くわい”を特殊な機械で水圧をかけながら掘り起こしていきます。
浮いた“くわい”を網ですくい、網で採り切れなかったものは手作業で採っていくのですが、これらの作業全て、12月の寒空の中、腰まである水中で泥をかき分けながらするため正直言って本当に過酷!!

くわいの収穫の様子
寒風吹きすさむ真冬の作業
スタッフの方たちには頭が下がります…!
収穫されたくわいの写真
収穫されたくわい
泥を落とすと綺麗な青色が見えてきます

実際に収穫されているところを見させていただいたのですが、これまで様々な取材をさせていただいた中で最も大変な作業でした。
しかもこの“くわい”、おせちになるには「芽が折れずにあること」が絶対条件。さらにサイズもお重箱に入れるため程よい大きさが求められます。
これだけ労力をかけて収穫しても大きすぎたものや芽が折れているものなど、約4割はB級品扱いとして低価格での販売、もしくは廃棄というのがこれまでの現状だったそうです。

重労働ゆえに後継者不足で年々減っているくわい農家さん。
福山の特産品である“くわい”を残すため、美味しく食べられるのに廃棄されてしまう“くわい”を少しでも助けるためにも、もっと多くの方に“くわい”について知ってもらいたい。その美味しさを伝えたい!という想いで作られたのが今回紹介する『くわいチップス』なのです。

採れたてを「くわいチップス」に!藻塩が美味しさを引き立てる

宮地農園さんの親会社である「株式会社佑善」さんは大手カップ麺メーカーの具材の検品や野菜の下ごしらえなどの加工を行っている会社さんです。
そのため食品に関する知識・技能は一級品!
また、“くわい”を熟知したくわい農家が監修しているため、美味しさ・安心安全面・製法において一貫した品質を保たれています。

株式会社佑善の外観写真
『くわいチップス』にはそれぞれのプロが培った技術が注ぎ込まれています

“くわい”は日持ちしにくく鮮度が落ちるとえぐみが出やすい野菜なのですが、自社で加工を行っているため採れたてをすぐに下処理・加工までできるため鮮度の良い美味しい状態で製造を行っていらっしゃいます。

そして宮地農園さんの『くわいチップス』の美味しさを最大限に引き立ててくれているのが広島県内ではかなり有名な「海人の藻塩」!
美しい瀬戸内海の海水から作られたこちらの塩は、海藻のミネラルと旨味が凝縮された塩でとってもまろやかな口当たりが特徴です。

海人の藻塩をスプーンですくっている様子
ミネラルをたっぷり含んだ藻塩
深い味わいを加えてくれます

チップスにするにあたり、かなりの数の塩や添加物の組み合わせを試行錯誤した結果、うま味調味料など一切使わず、“くわい”とこの『海人の藻塩』だけの至ってシンプルな組み合わせが一番美味しかったそうです。

やめられないとまらない!素材の味が感じられる「くわいチップス」

ではこれから『くわいチップス』の美味しさをしっかりお伝えしますよ!

『くわいチップス』のパッケージは食品には珍しい青色です。
これは宮地農園さんで育てられている“あおくわい”の色のイメージだそうです。

パッケージを開けてみると想像以上に厚めのチップスが入っています!
大きさは1~3cm大と様々。
それでは一枚いただきます!

お皿に盛られたくわいチップス
厚切りのチップスが美味しそう!

パリパリぼりぼりと歯ごたえのあるいい食感!
始めは“くわい”の甘みが広がります。この甘み、甘ったるくなくて豆が持つ甘みに近い気がします。
そして噛めば噛むほど“くわい”独特のクセのある苦みが少しずつ顔を出してくるのですが、この苦みも決して嫌な苦みではなく、良いアクセント程度!
そしてこのアクセントが先ほどの甘みと「海人の藻塩」の旨味と合わさっていい塩梅。
これは美味しい!!
癖になる「やめられないとまらない」系お菓子です。

“くわい”ってこんな甘みがあって、独特のクセもチップスにするとこんなに美味しく感じられるものなんですね。
これまで煮物でしか食べたことなかったのでこの美味しさは本当に衝撃です!

指でつまんだくわいチップス
食べる手が止まりません!

少し厚いのはあえて3㎜に設定してあるらしく、噛み続けるからこそ味わえる“くわい”の味わいが初めての方でも受け入れやすいのがこの厚さだったそうです。
この3㎜、めちゃくちゃいい味出してくれているんですよ!
最初はパリパリぼりぼりしているのに、次第にほくほくとした食感になっていくんです!
なおかつ“くわい”独特の味はしっかりと味わえるいい厚さ!
“くわい”と藻塩だけなので本当にシンプルなので素材の味がしっかりと活かされています。

この『くわいチップス』、おやつにはもちろんですが、大人の晩酌タイムのおつまみにもかなり合いますよ!
普通のポテトチップスと比べるとお値段は少々張りますが、めちゃくちゃ手間のかかる“くわい”の栽培、シンプルな素材の安全性、くわいの栄養価、何よりこの美味しさを知ったら納得のお値段だと思います!

現在、『くわいチップス』は以下で購入することができます。

  • 福山市:ホテル鴎風亭、入江豊三郎本店、FUKUYAMAふくふく市
  • 東京都:ひろしまブランドショップ TAU

福山特産の“くわい”本来の味、ぜひ堪能してみてくださいね~♪

「くわいチップス」はこちらで
お求めいただけます。

公式ホームページ

会社の紹介

株式会社宮地
住所:721-0955 広島県福山市新涯町1丁目8番26号
電話番号:084-953-0417

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