備後地域で愛される逸品を知る。

2025.02.17 2025/02/17

【おとなレモンハンドクリーム】大人の女性に贈りたい広島土産

観光客を中心に人気の雑貨土産、「おとなレモンハンドクリーム」

ハンドクリームは冬のもの?
いえいえ、保湿効果を求めて、寒い時期に限らず年中手元に置いている方も多いはず。特に、年齢とともに肌の乾燥を感じやすくなった大人の女性にとっては、常に欠かせないアイテムですね。実は私もその一人…。

女性の手
特に家事や仕事で毎日頑張る「手」は乾燥しやすいですよね

ただ、お気に入りのハンドクリームを探すのは意外に難しいもの。
毎年新製品が発売されているものの、ベタつく、香りが好みではないなどがっかりすることもしばしばで、もはや「ハンドクリーム難民」と言っても過言ではありません。

そんな中、使用感の良さはもちろん、大人の女性が好む香りのハンドクリームがあると聞き訪れたのは、広島市に拠点を置く「シンワ株式会社」。開発された『おとなレモンハンドクリーム from 広島』は、広島を訪れた観光客を中心に大きな人気を得ている雑貨土産だとか。

代表取締役の太原 真弘(たはら まさひろ)さんと、商品開発に携わった高山 亜弥(たかやま あや)さんに、その使い心地や開発に至った経緯など、詳しくお聞きしました。

シンワ株式会社 外観写真
早速会社までお邪魔しました
代表取締役の太原 真弘さんと、商品開発に携わった高山 亜弥さん
右が代表取締役の太原さん、左が商品開発に携わった高山さん
快くお話してくださいました

広島発!レモンを使ったハンドクリーム開発の理由とは

シンワ株式会社は、ホテルや医療施設を対象とした専門総合商社。
施設内で使用するアメニティ類の卸業を営む会社として、広島市内を中心に事業を展開しています。ただ、2020年より本格化したコロナ禍の波は、シンワ株式会社の経営にも大きく影響したそうです。

「この時期は、日本人観光客だけでなく海外からのお客様も激減し、ホテルの稼働率が低迷しました。多くのホテルを取引先に持つ当社にとっても大きな痛手でしたね。なんとか起死回生の一手をと模索していたとき、社内から、当社のオリジナル商品を作って自ら販売してはどうか、という声が挙がったんです」と、太原さんは話します。

ホテルの室内イメージ
旅行や観光をしたくても出来ない期間が長く続きましたよね

前々から、卸業だけではなく自社ブランドを展開する「メーカー」をめざしていたこともあり、オリジナル商品の開発は会社を上げての一大プロジェクトとなったとか。そこで柱となったのは、「広島」をブランドとして捉えた、お土産物としてのアメニティ雑貨の開発
コロナ禍後の観光客増加を見越し、「広島」ならではの素材を商品に反映させたものづくりが始まります。

「そのとき目に止まったのがレモンだったんです。数年前から広島県の観光プロモーション事業でレモンを推していましたし、アメニティグッズとの相性が良いこともあって、レモンを使った商品づくりを行うことになりました」

レモンの断面図
広島は国産レモン生産量日本一!
全国シェアの50%以上を占めます

さらに、数あるアメニティグッズの中でも、誰もが手軽に使用できるという理由から、「ハンドクリーム」が自社開発の商品として選ばれたそう。高山さんをリーダーに、会社の女性スタッフを中心にプロジェクトチームを立ち上げ、ターゲット層の選定や、それに伴うコンセプトの検討などが開始されます。

「レモンはどちらかというと、爽やかでフレッシュな若々しいイメージですよね。ただ、私たちが念頭に置いていたのは、30代から50代くらいの『大人の女性』が使いたいと思うようなハンドクリームだったんです。ドラッグストアに並んでいるものとは一味違い、お土産やプレゼントとして贈られたときに『素敵だね』と喜んでもらえて、しかも持ち歩くだけで気分が上がるような商品をめざしました」と、高山さん。

外でジャンプする旅行者
旅行先のことが伝わるようなお土産って嬉しいですよね

そして、チーム内でアイデアを出し合い、最初に決まったのが「おとなレモン」という商品名。
「おとな」と「レモン」を繋ぎ合わせたシンプルなネーミングで、なおかつ耳馴染みの良いキャッチーな響きがあり、社内でも満場一致だったそうです。

「次に考えたのは使用感でした。チームのメンバーも『大人』の女性が中心でしたので、私たちにとって使い心地が良いもの、逆に良くないものについて意見を擦り合わせていったんです。商品のコンセプトが決まったら、あとはその理想を叶える商品づくりを進めるのみ。そこからは開発が一気に加速しました」

香り、使用感。大人女性へのこだわりが詰まったハンドクリーム

実際に開発がスタートし、まず行ったのは、ハンドクリームに配合するレモン果汁の選定だったとか。

「商品製作を依頼した会社から紹介されたのが、尾道市瀬戸田町にある生口島産のレモン果汁だったんです。ハンドクリームを作るにあたり、生口島は国産レモンの発祥地であり、生産量も日本一の島で栽培された果汁と出会えたことには、大きな縁を感じましたね」と太原さん。

生口島のレモン畑
瀬戸内海の温暖な気候で育った生口島のレモンは、どれも品質が高く美味しいレモンに育ちます

もちろん、保湿や美白効果、抗酸化作用が期待できるレモン果汁は、ハンドクリームの美容成分としても大きな効果を期待できます。さらに、香りの要素としても欠かせません。
ただ、「大人」の香りを表現するには、もう一歩、開発の余地があったと高山さんは説明します。

「あえて、レモン果皮油やユーカリ、ローズマリーなど、スパイシーな香りを持つハーブのエッセンシャルオイルを加えることで、大人の女性が好む香りに仕上げたんです」

ローズマリーとそのオイルの写真
ハーブの香りが加わることでより魅力的な香りに

併せて、コンセプトに挙げた「使用感」にもこだわり抜いた、と高山さんは続けます。

「セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸などを配合して保湿効果にも配慮しつつ、同時にサラッとした使い心地も大切な要素として位置付けました。女性はどうしても家事の時間が多いので、ベタつくと作業を妨げてしまいますし、運転時も、ハンドルを握る手がベタベタしていては気になってしまいます。しっとり感とサラッと感を併せ持たせるために、成分の配合を微調整しながら何度も試作を繰り返しました」

そして、ついに完成した『おとなレモンハンドクリーム from 広島』。
大人の女性が好む香り、そして、ラッピングされたような潤いも見事に実現した究極のハンドクリームの誕生です。

おとなレモンハンドクリーム from 広島のパッケージ写真
レモンの素敵な香りがぎゅっと詰め込まれたハンドクリームが生まれました

ベタつかない!レモンとハーブの爽やかな香り「おとなレモンハンドクリーム」

さて、この『おとなレモンハンドクリーム from 広島』の使用感をお伝えする前に、まずご紹介したいのが、大人の女性の心を掴むパッケージについてです。

ハンドクリームの箱の写真
落ち着いた雰囲気のデザインが素敵です

このデザインを手掛けたのは、広島市在住のデザイナー、大森 鮎(おおもり あゆ)さん。
商品のコンセプトに沿って考え抜かれたデザインは、まさに「手に取るだけで気分が上がる」を具現化しています。
商品本体や箱に描かれたのは、大森さん曰く「シチリアのレモンに憧れた広島のレモン」。地中海レモンへのオマージュを込めつつ、生口島の温暖な気候でおおらかに育つレモンの様子が思い浮かびます。

「すべて水彩で手描きされたものなんです。私たちがこだわった商品コンセプトをそのまま表現してくださいました」と太原さんは話します。

本体のチューブや8角形のキャップに至るまで、すべて大森さんとともに選び抜いたもの。懐かしいアルミチューブの絵の具を彷彿とさせ、そこにも大人の女性が手にしたいと思うような、洗練されたデザイン性を感じます。

ハンドクリームのチューブ
ハンドクリームは常に身近にあるもの
日常使いしやすいおしゃれな雰囲気が嬉しいです

では、続けて『おとなレモンハンドクリーム from 広島』の香りや使用感をレポート。

それではキャップをねじって開けてみます。
キャップが8角形になっているので、指に掛かりやすくとても開けやすいです。ハンドクリームをつけるとどうしても指が滑りやすくなり、開け閉めがしづらかったりするのですが、これならその心配はなさそう。細かい部分にも配慮が感じられます。

クリームを手に出すと、レモンの爽やかさにプラスされた清涼感のあるハーブの香りがふわりと広がります。年齢が上がるにつれ、フレッシュさのみを感じるレモンの香りから遠ざかっていたライターの私にとっては、これこそ求めていた落ち着きのある香り。ユーカリやローズマリーなどのエッセンシャルオイルを配合した理由に納得です。
手の甲にとって伸ばしていくと、こっくりとした濃厚なテクスチャーなのに、少量でも手肌の上でよく伸びます。

手にハンドクリームを出している様子
チューブから出した瞬間フワッと広がる爽やかな香り

さらに、しっとりと馴染むと同時に、サラッとした感覚も。手は潤っているのにベタつきにくく、塗った直後にスマホを触っても気になりませんでした。

現在、3歳の育児をこなしながら「なじみマガジン ONOMICHI」の運営にも携わる30代女性スタッフにも使ってもらってみたところ、『おとなレモンハンドクリーム from 広島』の爽やかでスパイシーな落ち着いた香りにホッと一息。
塗った後はほんのり香る程度なので、子供が産まれてから強い香りのするハンドクリームや香水を避けていたスタッフでも気兼ねなく使えたそうです。
サラッとした使い心地なので、保育園に車で送迎する際や、子供の着替えを手伝うとき、仕事でパソコンを使っている最中でもベタつきを気にせず使えると好評でした。

パソコン作業中の女性の手、横に置いてあるハンドクリーム
毎日頑張っている手を潤してくれるだけでなく
爽やかな香りで心も癒してくれます

最後にお二人に、『おとなレモンハンドクリーム from 広島』に託す思いをお聞きしました。

「国際都市広島には、これからますます多くの観光客が訪れると予想しています。ぜひ、このハンドクリームを各地に持ち帰っていただき、広島の旅で出会ったさまざまな風景や体験を思い出しながら使っていただけると嬉しいですね」と高山さん。

太原さんも続けます。
「当社は、『ひとときのここちよさをすべてのひとに』という理念を掲げています。現在、『おとなレモン』シリーズとして、バスタブレットやフェイスマスク、リップクリームも販売中ですが、いずれも、この理念をもとに開発しています。これからも10年、20年とその思いを紡ぎながら、『おとなレモン』を大事に育てていきたいですね」

『おとなレモン』シリーズの商品がズラリと並んだ写真
こんなにシリーズ商品が!
どれも気になります

『おとなレモンハンドクリーム from 広島』は、間違いなく「ここちよさ」を感じる商品。
理想のハンドクリームを探している大人の皆さん、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

現在『おとなレモンハンドクリーム from 広島』は、公式ホームページの他、広島県内の以下店舗などで販売しています。

  • 尾道市:尾道ええもんや(本通り店、ロープウェイ前店、新尾道駅店)、おみやげ街道尾道店(JR尾道駅)
  • 三原市:広島空港(薬のウェルネス)、広島エアポートホテル
  • 広島市:しま商店(JR広島駅エキエ)、おりづるタワー、ひろしま夢ぷらざ、リーガロイヤルホテル広島
  • 江田島市:江田島荘
  • 廿日市市:宮島コーラルホテル、ホテル菊乃家、安芸グランドホテル、庭園の宿 石亭 

会社の紹介

シンワ株式会社
住所:〒731-5106 広島県広島市佐伯区利松2-13-9
電話番号:082-928-4101

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