
【尾道まぜ麺】国産小麦を使用!ピリ辛タレがクセになる
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「おめも」に「おバッチ」「おはがき」など、「P’zコーポレーション(ピズコーポレーション)」がプロデュースする雑貨の名前には、最初にすべて「お」が付けられています。
この「お」、丁寧語を意味するものかと思いきや、実は「尾道(おのみち)」の「お」から取ったもの。これらは全てあふれる尾道愛を込めて製作したメモやバッチ、ハガキなんです。
P’zコーポレーションは、多様な紙を取り扱う印刷業と広告代理業を展開している会社です。
2017年の創業から8年を迎えますが、当初より製作しているのがこれらの雑貨。尾道を象徴するデザインが施された雑貨類は観光客にも人気です。中でも『尾道おめも(おめも)』は、そのかわいさと使い勝手の良さからロングセラーとなっています。
今回お話を伺ったのは、P’zコーポレーションの代表取締役、大原 亮子(おおはら りょうこ)さん。『おめも』の誕生秘話やデザインに込めた思いなどをじっくりとお聞きしました。
会社に伺ってまず目を引くのは、壁に大きく掲げられた「スターをめざせ!」という言葉。
会社のキャッチフレーズともなっているこの言葉の意味を、大原社長は次のように説明します。
「この会社のスタッフは10名足らずですが、それぞれ個性的なメンバーばかりなんです。その個性や特技を活かし、一人ひとりがスターのように輝いてほしいという思いがこのキャッチコピーの所以です。それからもう一つ、大勢からの注目を集めるスターであればこそ、常に自分を律することを忘れず前進してほしい、という願いも込めています」
その言葉通り、パソコン作業を行うデザイナーも、印刷機を操作する技術者も皆、自信に満ちた表情でいきいきと仕事をこなしている様子が見て取れます。
「私にできることは限られていますが、スタッフがいつも新たなアイデアを出してくれるおかげで、印刷物の幅も広がっています」と、大原さんは続けます。
その、P’zコーポレーションが「オリジナル商品」としてプロデュースしているのが、印刷の技術力を活かした雑貨類です。冒頭で触れた「おめも」や「おバッチ」、「おはがき」は、巧みな印刷技術があってこそ。中でも「おめも」は、印刷の際に残った紙の端材を利用して製作した、SDGsにもつながる商品なのです。
『おめも』には、尾道の観光名所や特産品、かわいい女の子のモチーフが描かれたデザインなど7種類のラインナップがありますが、その中でも特に観光客から注目を集めているのが「猫」のイラストがチャーミングな『猫の気持ち』と『猫たくさん』の2種類。
尾道といえば「猫」をイメージする人も多いほど、散策をすれば至る所でその姿を見かけるのがこのまちの特徴でもあり、猫好きが訪れる観光地としても有名です。
「『猫のまち尾道』で作る『おめも』ということで、猫をデザインしたんですが、実は、私を含め会社スタッフ全員が大の猫好き。自分たちの猫愛を表現したかったからという理由もありますね。『おめも』に描かれている猫の中には、実際にイラストを担当した弊社デザイナーが飼っている猫の姿もあるんですよ」
そもそも、オリジナル雑貨を開発するにあたり、「かわいいものを作りたい」という思いを持っていたP’zコーポレーション。猫好きのスタッフにとって猫推しの商品作りは、思い入れも一際だったそうです。
「しかも、当社は印刷会社。保管している紙の端材を有効利用し、印刷の技術を活かしたオリジナル商品ということで、着想から間を置くことなく商品化が実現しました」
さらに発売当初は、尾道のお土産としては食品が圧倒的に多く、雑貨類は珍しかったとか。そのため、手頃な価格で購入できる『おめも』は注目を集めたといえます。
「女性を中心に購入していただくことが多いんですが、出張で尾道を訪れたビジネスマンが社員へのお土産にと10冊単位で買われることもあるんです。メモ帳はいくつあっても邪魔にならないグッズですので、プレゼントとしても、自分用としても最適なんだと思いますね」
もちろん猫好きの方にとっても、その気ままさと可愛らしさがうまく表現された『おめも』は、いつもそばに置いておきたいグッズ。『おめも』を使いながら、尾道のまちをのんびりと歩く猫を思い出す方も多いことでしょう。
さて、今、私が手にしている『おめも』ですが、まず目を引くのがその特徴的な表紙。これは「DXトレーシング」といって、トレーシングペーパーの中でも最高級のものだそうです。ぱりっとした手触りの良さに加え、メモ用紙が透けて見えるのも珍しく印象的です。
まず『猫の気持ち』の表紙をめくると、4匹の猫が何かを思い浮かべている様子が描かれています。それは大好物の魚なのか、これから散策に出掛けようとしているまちの様子なのか…、表情もそれぞれ個性的です。
もう一つの『猫たくさん』の表紙をめくると、その名の通り、20匹以上の猫が思い思いのスタイルでこちらを見つめ、かわいらしさをアピールしています。
ライターの私は普段は犬派なのですが、思わず「かわいい」と呟くほどのキュートさ。猫好きの方には、間違いなく推しポイント多めの商品です。
では、メモ帳としての機能性も確認してみましょう。
メモの用紙は、一般的な紙よりも厚めでしっかりとした紙質の上質紙。これなら、単なるメモとしてだけではなく、プレゼントや花束に添えるメッセージカードとしてもおすすめできます。
次に書き心地。実際に、ボールペン、シャープペンシル、マジックペン、万年筆の4種類で書いてみましょう。
共通して言えるのは、どれも筆の進み具合が滑らかなこと。紙質によっては、引っ掛かりがあったり、滲んでしまったりと書きにくさを感じることもありますが、この『おめも』に使われている紙は、どの筆記具を使っても書き心地の良さが秀逸です。
さらに、メモ帳の下部分が角丸になっていて、ペンケースに入れた際などにも角が折れたりめくれたりすることがなく、その心遣いが嬉しいですね。やはり、多種多様な紙を扱う印刷会社が製作した『おめも』は、細かいところまで配慮が行き届いています。
そしてなによりお伝えしたいのは、かわいい猫の『おめも』がそばにあるだけで、気持ちがふわっと和むこと。ご家族や友人とのやりとりや、職場でのやりとりなど、手渡された方も思わず笑顔になること間違いなしです。
さて、今後も猫をモチーフとした雑貨を製作したいと意気込む大原社長。
「この『おめも』にも登場する猫を形どったキーホルダーを新たに発売しました。ハンドバッグやトートバッグ、サコッシュなどにつけていただくとかわいいアクセントにもなります。ぜひ、キーホルダーを携え、猫談義を楽しみながら尾道を散策していただければと思っています」
自社の強みを活かし、『おめも』をはじめとしたオリジナル商品を作り続けるP’zコーポレーション。アイデアの多彩さと商品化へのフットワークの軽さ、なによりスタッフ全員のチームワークの良さが自慢です。今後も、どんな尾道雑貨が誕生するのか楽しみですね。
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