備後地域で愛される逸品を知る。

2023.04.21 2023/12/30

【百花マスカット・ベーリーA】せらワイナリーを代表するワイン

大自然で育ったブドウのみで作られた、ヴィンテージ赤ワイン

みなさんがワインを飲みたいと思うのは、どんな日ですか?

家族や友人の誕生日や、記念日、もしかすると「ちょっと酔いたい気分…」、なんて日かもしれませんね。かく言う私は、週に1度くらいのペースで、急にワインが飲みたくなる日が訪れます。そこでいつも頭を悩ませるのが、「どんなワインを選ぶのか」ということ。

せらワイナリーの店内で販売されている沢山のワインの写真
今回訪問したせらワイナリーさんにも沢山のワインが並びます

スーパーのワイン売り場やネットショップなどを覗くと、普段飲みにちょうど良い、手頃な価格のテーブルワインから、少しお高めのヴィンテージワインまで、その種類たるや目を見張るものがあります。産地も、海外から国内までさまざま。どれにしようかと悩みに悩んだ末、結局、なんとなく選んでしまうこともしばしばです。

もしそんなとき、「大自然の中、丁寧に育てられたブドウだけを使った、味わいも香りも抜群のワイン」があったら…
なんだか、興味をそそられませんか?

今回ご紹介するのは標高約500mの世羅台地の中心にある「せらワイナリー」さんで醸造された『百花マスカット・ベーリーA』。2012年国産ワインコンクールで金賞を受賞した後継にあたるヴィンテージ赤ワインです。

百花マスカット・ベーリーAのボトルの写真
その年に収穫されたブドウを使って作られるヴィンテージワイン

どんな味なのか気になりますよね!
世羅の大自然が育んだ『百花マスカット・ベーリーA』の美味しさの秘密を詳しくご紹介していきます!

せらワイナリーが徹底してこだわる“きれいなワイン”づくり

「せらワイナリー」さんがある世羅町は、広島県のほぼ中央に位置し標高約500mの「世羅台地」から形成されています。気温の寒暖差が大きいのが特徴で瀬戸内海に流れる芦田川水系と日本海に流れる江の川水系の分水嶺となっており、周囲の山々から湧き出す豊かな水に恵まれた土地で、野菜や米、果物の栽培や畜産の他、四季を彩る花々やハーブなども育てられ、観光農園や花園も数多くあります。

満開に咲き誇るひまわり畑の写真
シーズンになるとひまわりやチューリップ、ネモフィラなどが咲き誇ります

その世羅町に、2006年に開園したのがせらワイナリーさんです。
農業振興の一環で、この町の特産品「梨」に変わる新たな果物「ブドウ」を栽培し、さらにそれを利用した商品開発を、というコンセプトからワイナリーが造られました。
つまりここで使われるブドウは、100%世羅産!
その栽培は、地元の約20戸の契約農家さんたちによって支えられています。栽培場所によって気候・気温が異なる個性的なブドウをワイン造りに最適な品質となるよう、2人3脚で日々品質の向上に取り組み、現在7種類のブドウが育てられているそうです。
丹精込めて育てられたブドウは、赤・白・ロゼ・スパークリングなど約15種類のワインとしてそれぞれ醸造されています。

せらワイナリーの入り口の写真
入口はワインの瓶の形になっていて可愛いです♪

ワインを作る際、せらワイナリーさんがこだわられているのが“きれいなワイン”作り。
発酵の管理や酸化防止対策を徹底して行い、世羅のブドウ本来が持つ風味や特徴を素直に活かした“きれいなワイン”を作られているそうです。
例えば、ワイン作りの工程で酸素に触れることを極力減らすために、ここで使用される搾汁機は日本に数台しかないという高価なものを導入、年間に醸造される4.5万リットルにも及ぶワインがこの搾汁機を通して作られているんだとか。

搾汁機の前で取材を受けるスタッフの方の写真
酸化すると風味や味に大きく影響することも…
この搾汁機はそれをしっかり防いでくれます!

せらワイナリーを代表するワイン!「百花マスカット・ベーリーA」

せらワイナリーさんを代表するワイン『百花マスカット・ベーリーA』は、黒ブドウの品種「マスカット・ベーリーA」を使ったヴィンテージ赤ワインでフルーティーな香りと風味が特徴、渋みや酸味も穏やかでワイン初心者の方にもおすすめなんだそうです。
実はこのワイン、通常の醸造工程を経た後、フレンチオークの樽で1年間熟成されるとのこと。さらに瓶熟成も行い6ヶ月から1年間寝かせて、ようやく完成するそうです。

ワインの入った樽が沢山並んでいる写真
フレンチオーク樽の香りがほんのりプラスされ
繊細な味わいや香りを持つワインに仕上がります

「味や香りなど、ワインは複雑味を感じられるものが好まれます。ですので、樽で熟成させることで、樽の持つ独特な香りを付けます。ただ、せらワイナリーの特徴は、ブドウ本来の風味を活かしたワイン作りですので、樽の香りはほのかで、ブドウの風味とのバランスがいいものに仕上げています」

そう教えてくださったのは醸造責任者の橋本さん。実はこの橋本さんただものではありません!
中四国地方でも最年少の醸造責任者で、20歳の記念に初めて飲んだお酒が、せらワイナリーのワインだったという縁の持ち主。

取材に笑顔で答える醸造責任者 橋本さんの写真
醸造責任者 橋本さん
ワイン造りへの熱い想いを持った若手ホープです

またせらワイナリーさんは最近、自社農園でブドウ栽培をはじめられたそうです。

地元の契約農家さんに協力を得ながら、一層やさしい口当たりでなめらかな味わいのブドウを栽培していきたいと語る橋本さん。口に含んだ瞬間に『百花マスカット・ベーリーA』だとわかってもらえるワインを目指したいと将来の展望も話されていました。

和食料理とも相性抜群!「百花マスカット・ベーリーA」

さて、ではお待たせしました。『百花マスカット・ベーリーA』をいただいてみましょう!

コルクを開けた瞬間、ブドウの甘い香りがふわっと広がります。
グラスに深い赤のワインを注ぐと同時に、トットットッ・・・という心地いい響き。

ワインをグラスに注ぐ写真
甘くて芳醇な香りにすっかり優雅な気分♪

それでは、一口…。

まろやかなベリーの風味のなかに、柔らかな渋みと酸味。
飲み込むと、ほのかにバニラの香りが口の中に広がり、とてもマイルドな余韻が残ります。

全てにわたって、優しくてまろやか。
ワイン初心者という方にもおすすめのワインだということに納得です。

ついつい、2杯目、3杯目とグラスもすすみ、ゆったりとした気分に浸れる、そんなワインです。

この『百花マスカット・ベーリーA』は醤油との相性が抜群で、和食と一緒にいただくのがおすすめだとか。瀬戸内海でとれる魚のお刺身はもちろん、すき焼きと一緒にいただくのも最高だそうです。

お皿に盛られたタコの刺身の隣にワインボトルとワインが注がれたワイングラスが並べられた写真
お刺身と赤ワイン
ちょっと意外な組み合わせですね…!

赤ワインにはたくさんのポリフェノールが含まれていて動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールの酸化を和らげる効果が期待できます。
またこのポリフェノールは熟成されたワインの方が多いんだそうです。『百花マスカット・ベーリーA』はじっくりと時間をかけて樽熟成されているので、ポリフェノールがたっぷり!
他にも認知症の予防や血圧を下げることも期待できるそうで、適度に飲めば美容や健康にもうれしいワインなんです。
ただくれぐれも飲み過ぎにはご注意くださいね。

現在、『百花マスカット・ベーリーA』は公式ホームページ、せらワイナリー、地元世羅町の道の駅などで購入できます。また、関東にお住まいの方は、東京の「ひろしまブランドショップTAU」でも手に取っていただけます。
世羅町の大自然を感じながら、ぜひお楽しみください!

お店の紹介

せらワイナリー
住所:〒722-1732 広島県世羅郡世羅町黒渕518番地1
電話番号:0847-25-4300

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