お取り寄せで人気!むすびの絶品「バスクケーキ」
これまでの概念を覆すチーズケーキがあるとしたら、皆さんいかがですか?
食感、口どけ、香り、味わいにいたるまで、なにもかもが、まるで初体験。
フォークを持つ手が止まらない…、そんなチーズケーキ。
どこで手に入るのか、気になりませんか?
ということで、今回ご紹介するのは、広島県三原市須波(すなみ)にある、「古民家カフェ&宿 むすび」さんの『バスクチーズケーキ』。オーナーである田中さんご夫妻の奥様、咲子さんが手掛ける、絶品のケーキです。
TVの全国放送や雑誌などでも取り上げられていますので、もしかしたらご存じの方もいるかもしれませんね。今や全国各地にファンを持つお取り寄せで人気の逸品です!
田中さんご夫妻は、古民家でカフェを開きたいという願いを叶えるため大阪から三原市へ移住し、一目惚れした古民家でむすびを開店されました。
お店の名前は、「人と人、人と料理、人と空間をむすんでいきたい」、というお二人の想いから付けられたもの。瀬戸内海に面した、最高のロケーションでランチやスイーツが楽しめるとあって、オープン当初から注目度は抜群!
4年目を迎えた現在は、地元はもちろん、県内外からたくさんのお客さんが訪れる予約必須の人気店に。
そんなむすびさんがつくる『バスクチーズケーキ』のおいしさの秘密を三原在住の私が詳しくご紹介していきます!
むずびスイーツを全国に広めた「バスクチーズケーキ」との出会い
ちなみに皆さん、バスクチーズとはどんなケーキかご存知でしょうか?
このケーキは、スペインとフランスの国境にあるバスク地方の「ラ・ヴィーニャ」というお店が発祥。表面を焦がしているため、真っ黒の見た目がかなりのインパクトです。香ばしいキャラメルの風味を楽しめ、さらに、これまでのチーズケーキとは一線を画したなめらかさが特徴です。
その『バスクチーズケーキ』を手掛ける咲子さんに、まずは、スイーツとの出会いからお伺いしました。
「小さな頃から、お菓子作りが好きだったんです。家族の誕生日には、いつも私がケーキを手作りして、みんなに喜んでもらえるのが嬉しかったですね。社会人になってからも飲食業界で、スイーツのお仕事に関わったこともあります。それもあって、むすびをオープンする際に、タルトやケーキなどをメニューに加えました」
オープンした頃から、ランチと並んで評判だったのが、咲子さんが作るスイーツ。プロ顔負けの味を求めて、足を運ぶお客さんも多かったそうです。
そんなとき、友人から、あるコンビニスイーツを紹介された咲子さん。それが当時、注目を集め始めていたバスクチーズケーキでした。
「その友人から、咲子さんが作るバスクチーズケーキを食べてみたい。と言われたんです」
この一言が、「むすびスイーツ」をその後、全国に広めるきっかけとなります。
実はそれまで、バスクチーズケーキの存在すら知らなかった咲子さんでしたが、友人の思いに応えようと、すぐに、材料や作り方などの研究を始めたそうです。
まず、このケーキのメインとなるチーズを数種類取り寄せ、焼き上がりの際の香りや風味など、バランスが最も良いと感じるものを厳選したとか。卵に関しては、地元三原産のものをチョイス。その他の材料に関しても、理想とするバスクチーズケーキを作るために、ベストだと思うものを選び抜いたと言います。
「このケーキの材料は、意外にシンプルなものばかりなんですよ。とはいえ、仕上がりは、焼き上げる温度や湿度に影響されやすいので、“これで良い!”と思うまでに、失敗したことも数え切れません。」
表面の「焦げ」からもわかるように、高温で一気に焼き上げるのがバスクチーズケーキの特徴。だからこそ、中のチーズはなめらかな状態のまま。ですが同時に、温度調整を少しでも見誤ると、焼き上がったもののすぐに萎んでしまうというリスクもあるとか。「絶品」と言われるケーキができあがるまでには、努力の積み重ねがあったようです。
そうした試行錯誤の連続があって、ようやく、むすびの『バスクチーズケーキ』が完成しました!
バニラクリームのような口溶け!唯一無二の「バスクチーズケーキ」
それでは、むすびさんの『バスクチーズケーキ』とご対面です!
ホールケーキは、むすびの日本庭園に咲く「つばき」と、「瀬戸内の海」がデザインされた木箱入り。蓋を開けたときの、焼き上がりそのままのケーキの姿がなんとも素朴で、オーブンから直接届けられたかのような雰囲気です。
「むすびはケーキ屋ではなく、私もあくまで素人。作る工程も、事細かに決めているというより、かなり私の〈感覚〉に頼っているところもあるんですよ」と、咲子さん。
その気負わない、おおらかさが唯一無二のケーキを生み出しているのだと思います。
さて、では『バスクチーズケーキ』、いただいてみます!
まず、驚くのが、ホールケーキにナイフを入れたときの柔らかさ。
なめらかな食感が、はっきりとイメージできます。
切り分けたピースにフォークを刺すと…、これはケーキ?いや、クリーム?
その瞬間のトロトロ感といったらありません。
香ばしいキャラメルのいい香りに誘われながら口に入れると、優しい甘さ、さっぱりしたチーズの風味、心地よく残るコクに一瞬で心奪われます。
チーズケーキなのに、バニラクリームかのような。
食べているのに、飲んでいるかのような。
その口どけの良さとおいしさは、間違いなく絶品!
一口、また一口と進み、あっという間に完食してしまいました。
「気づいたら、一気に全部食べてしまってた!」
この『バスクチーズケーキ』を食べた方は、皆さんこう言うそうです。
食べ始めると止まらないので、ご注意くださいね。
今回いただいたのは、定番プレーンタイプの『バスクチーズケーキ』でしたが、併せて月替わりで、抹茶やチョコレート、ほうじ茶やラズベリー味なども販売されており、こちらもプレーンに負けないほどの人気だそうです。
人と人とをむすぶ!むすびの「バスクチーズケーキ」
このケーキ、親しい人へのギフトに選ばれてお取り寄せされる方も多いとか。中には、都会で暮らすお孫さんに食べさせたいと購入されるおばあちゃんもいるそうです。ケーキの向こう側に、誰かの喜ぶ顔や幸せな表情が見えるようですね。
「人と人をむずびたい」。田中さん夫妻のその想いは、『バスクチーズケーキ』を通して確かに実現しています。
「古民家カフェ&宿 むすび」は予約必須ですが、この『バスクチーズケーキ』をはじめとした焼き菓子やハンバーガーなどの軽食を楽しめる「むすびカフェBETTEI」が隣にあります。
ここは予約なしで訪れても気軽にスイーツなどが楽しめるテイクアウトも可能なお店、三原へのドライブがてら、ぜひ訪れてみてくださいね。
「これからも、心が温かくなるような、やさしいスイーツを皆さんにお届けできればと思っています。『むすびスイーツ』をぜひ食べにいらしてください」と、田中さんご夫妻。
現在、『バスクチーズケーキ』は通販サイト 楽天市場、公式ホームページ、実店舗で購入することができます。また東京や関西などのデパートで開催される催事に出店されていることもあります。
皆さんも、これまでのチーズケーキの概念、ちょっと変えてみませんか?