備後地域で愛される逸品を知る。

2022.08.26 2024/02/11

こだわり最中!絶品つぶ餡とこし餡が入った一品【備後絣最中】

最中の皮が口の中で張り付かない!絶品最中のこだわりとは

和菓子と言えば?の問いに必ず出てくる代表格が「最中(もなか)」。
最中という名前の起源は、平安時代まで遡るそうです。
お茶の席に、お客様のおもてなしに、手土産に、多くの場面で昔から愛用されていますよね。
皆さんは最近、最中食べられましたか?

最中の皮が口の中に張り付く感じが苦手という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は良質な最中の皮って口の中に張り付かないって知っていますか!?

最中が好きな方や無類のあんこ好きな方はもちろん、最中久しく食べてないなぁなんて方にもぜひ食べてもらいたいのが福見堂さんの『備後絣(びんごがすり)最中』です!
良質な最中の皮に合わせた、オリジナルの超こだわり餡子の組み合わせが絶品なんです。

“備後絣”が何かも気になりますよね。

どんなところがオリジナルで、どんなこだわりがあるのか、詳しくご紹介していきます。

福見堂の店舗外観写真
店先には「備後絣最中」ののぼりが立っています

全国で愛された銘菓!備後地方を代表するお土産「備後絣最中

『備後絣最中』を作られている福見堂さんは広島県福山市の北西に位置する新市町にあります。
この辺りは昔、日本三大絣の一つである備後絣で一世を風靡した地域で、街のいたるところで製糸、染め、織が行われていました。福山市を南北に流れる芦田川沿いは藍で染められた備後絣の生地がずらりと並び、備後絣がたなびく姿は圧巻だったそうです。

そんな備後絣が有名な場所で現当主の祖父にあたる先々代が和菓子屋を始めたのが福見堂さんの始まりです。
この頃から材料へのこだわりと手間暇を惜しまないことを徹底して和菓子作りをされていたそうです。

その後、父である先代へと代が変わり、「この土地を代表する備後絣とともに郷土の誇りとなる菓子を作りたい」と試行錯誤を重ねつくられたのが、福見堂さんを代表する銘菓『備後絣羊羹』『備後絣饅頭、そして今回紹介する『備後絣最中』です。

インタビューに答える三代目当主 陶山さん
先代達の技と想いを受け継ぐ三代目当主 陶山さん

この『備後絣最中』は福見堂さんの数ある商品の中でも常に人気の商品で、備後絣が全国に卸されていた時代には「備後絣を送るついでに福見堂さんの最中も一緒に送って」とお客様からお願いされるほど全国の皆さんに愛された最中なんですよ!
今でもその名残からか、遠方のお客様から注文が入ることもしばしばあるそうです。

また最中のパッケージには備後絣の柄がプリントされているため、これをお土産にすれば備後の土産物であること、さらに一目見て福見堂さんの物であることがわかるため、多くの地元の方にお土産の定番としても重宝されてきたそうです。

個別包装されている備後絣最中の写真
この最中があるかぎり「備後絣」の伝統が失われることはありません

粒餡とこし餡の合せ技!口の中で張り付かないパリパリ最中種

最中はとてもシンプルなお菓子で、餅から作った皮(最中種)と餡子だけで作られています。
シンプルだからこそ徹底的にこだわることを長年信条とされている福見堂さん。
もちろんこの『備後絣最中』も強いこだわりを持って作られています!

まず餡子はお店で一から作る店内製餡
素材のメインである小豆は北海道産小豆を100%使用。
そして砂糖は上白糖やグラニュー糖よりも精製度の高いザラメを使用、それによって小豆の味を引き出しながらもあっさりとした甘みに仕上げられています。

ボウルに入った北海道産小豆
品質が高く風味が良い北海道産小豆
うつわに入ったザラメ
このザラメじゃないと備後絣最中の餡は完成しません

餡子はとても繊細で傷みやすいため「あん類製造業許可」という特別な許可がいります。その許可を得るためには製餡室がなくてはならず、そこには様々な設備が必要となってきます。
それに餡を作るにはいくつも工程があり、手間と時間がかかるため個人店で餡を一から作っているお店は限られるそうです。
そんな中で福見堂さんは店内製餡にこだわり、手間を惜しまず伝統の味を守り続けられているんですよ。

福見堂さんの餡子のこだわりは自家製餡ということだけではありません!
実はこの最中に入っている餡子はなんと、小豆から別々に炊いた粒餡とこし餡を、最後に一緒に炊き合わせて作られているんです!!

最中のメジャーな餡子が粒餡なのに対し、福見堂さんの最中は粒餡とこし餡の合わせ技!
もちろん最中種の味に合わせた最中専用の餡子です。
保存料等は一切使わず、こだわりの素材と一切の妥協を許さず手間暇かけて作られた絶品の餡子。
これは食べてみるのが楽しみですよね♪

そして、最中と言えばパリパリとした食感の最中種も忘れてはいけません。
餅は餅屋ということで、福見堂さんの最中種は、福山市にある最中種専門の老舗店「大阪屋」さんに創業当時から特別に作ってもらっているそうです。

とは言え、最中種の配合や備後絣をイメージした見た目は福見堂さんオリジナル!
徹底的にこだわる福見堂さんがオーダーする最中種はもち米100%で、なおかつ密度が高くなるように作られているこちらも絶品の最中種です。

モナカの皮
完成したこだわりの最中種
お米のいい香りが広がります

もち米100%&密度が高くとなると、製造コストは上がるものの、美味しさは抜群!
さらに口の中に張り付かないんですよ。

取材時に最中種だけを食べさせてもらったのですが、パリッとした後、口に一切張り付かず、そのままスーっと溶けてなくなったんです。
口の中に張り付いて、もちゃもちゃする感じの最中とはまさに雲泥の差!
最中種ってどれも同じかと思っていましたが、こんなに違いが現れるなんて正直知りませんでした。

最中種とこだわり餡子の絶品ハーモニー!「備後絣最中」

ではさっそく福見堂さんの絶品『備後絣最中』をいただきたいと思います。

包み紙を開けた瞬間、最中種の香ばしいいい匂い!
もち米の香りなのでとっても食欲がそそられます。
備後絣をイメージした「#柄」と草書体で書かれた備後絣の文字がお目見え。

匂いに誘われるがまま一口ほおばると、最中種の食感がサクサクっとしたかと思えばスーっとなくなります!あっという間に「最中種、どこ行った??」と思ってしまうぐらい一瞬で消えてしまうんです!もちろん口の中に張り付く感じもありません。
この最中種の食感は初めてかも!
最中種のスッと消えてなくなる感じが何度食べても不思議で楽しいです♪
この食感はぜひ一度皆さんにも体感してほしいですね!

お皿に乗せられたモナカ
「#柄」が備後絣を思わせます
あっという間に一つ食べ終わってしまいました

そして最中種の存在感がなくなった後、口の中にドーンと存在感を表すのがゴロゴロっとした粒餡たち!
この粒餡、粒がつぶれないように特殊な容器に入れて炊かれているため、しっかりと形が残っているんですよ!そしてその粒餡の周りをこし餡がコーティングするようにまとっているので、なめらかでもあります。
粒餡の食感とこし餡のなめらかさ、両方が上手に合わさった感じなのはまさにそれぞれ別炊きしてから合わせているからなんでしょうね。

味は香ばしい最中種と餡子らしい甘さが絶妙なハーモニーで、お互いを引き立てているのがよくわかります。
数多くの手間暇をかけているからこそのこの味と食感、まさに絶品!

しかも手作業で最中種の隅々までしっかりと餡子を入れてあるので一つで満足できるボリュームなのも嬉しいですね。

モナカの断面
ぎっしり詰まった餡子が幸せ…!

究極にこだわった餡と最中種専門店の皮が織りなす絶品のこの味。
ぜひ皆さんも味わってみてくださいね。

現在、『備後絣最中』は店頭、通販サイト あみゃーもんで購入できます。

お店の紹介

有限会社福見堂商店
住所:729-3103 福山市新市町新市564
電話番号:0847-51-2052