まるで宝石のように美しい!「瀬戸内レモンジュエリー」
みなさんは尾道市瀬戸田町が国産レモンの一大産地ってご存知ですか?
そのため尾道にはレモンを使ったお土産がたくさんあります。
今回は皆さんに今とってもおすすめしたい「瀬戸田レモン」を使った食材をご紹介いたします!
その名も『瀬戸内レモンジュエリー』☆★☆彡
食材なのにジュエリーってどういうこと?って思いましたよね。
それがとっても綺麗で、まさに宝石のようなレモンの調味料なんですよ!
令和4年5月に販売開始されたばかりの出来立てほやほやな商品なのですが、その美しさから様々な企業さんや飲食店さんからも脚光を浴びている、まさにこれから注目するべき商品なんです。
私は尾道のお土産屋さんでこちらの商品の存在を知ったのですが、あまりの美しさに思わず驚きの声が漏れてしまいました。それと同時に素敵な商品を探し求められている「なじみマガジン」読者のみなさんにこれはぜひお伝えしなければ!!と思い今回取材させていただいた次第です。
この記事を読み終わるころには、きっと手に取りたくなっていると思いますよ♪
こんなのあったら面白い、から生まれたレモンの調味料
今回紹介する『瀬戸内レモンジュエリー』を製造・販売されているのは尾道市にあるハンドベルさんです。
2019年にナッツやドライフルーツの卸売りとして創業されたハンドベルさんは、世の中のナッツブーム、ドライフルーツブームの波に乗って順風満帆に成長していく予定でした…。
しかし創業直後にコロナウイルス感染症のパンデミックが襲います。その影響で本来行くはずだった全国のお客様への営業もできず、学校給食の提供も中止になり商品の需要が激減。行く手を阻まれてしまいます。
このままナッツとドライフルーツをメインにしていては会社として存続していけないと絶望の危機に立たされたハンドベルさんは以前から「地元尾道に貢献できる商品を作りたい。こんな調味料あったら面白いな」と構想していた商品の開発に乗り出します。
それがレモンの調味料『瀬戸内レモンジュエリー』です。
この『瀬戸内レモンジュエリー』、人工イクラの製造方法を元に作られているのですが、素材がレモンだから故の難しさがあり、その壁を乗り越えるべく気が遠くなるような研究によって作り出された奇跡の一品なんですよ!
その難しさと運命的な出会いについてお話を伺いました。
噛んだ瞬間にプチっとはじける!「瀬戸内レモンジュエリー」
商品開発を始めるにあたって最初のイメージは「イクラのようにプチっとはじけて中からレモンのエキスが広がるもの」でした。まずは人工イクラの製造方法について学び、その材料をレモンに置き換え、一粒ずつスポイトで滴下してみるところから始められました。
しかしいくらやっても上手くいきません。
それもそのはず、レモンの主成分であるクエン酸は強酸性。物を溶かす力が強すぎてプチっとなるための膜が張れないのです。ここからハンドベルさんと『瀬戸内レモンジュエリー』の戦いが始まりました。
「作れないからあきらめる」のではなく「何をどうしたら作ることができるのか」を日々研究。使いたいレモン、ビーズ状にするのに必要な材料は条件的に揃っています。後は材料の等級による変化や、配合の微調整をひたすら繰り返していきます。
形になっても色が綺麗ではない。
では輝く宝石のように綺麗な状態を保つにはどうしたらいいのか…。
綺麗なものができても味にえぐみが出る。本物のレモンを食べたような美味しさを出すために改良するには…。
まさに何万通りもあるパズルの中で合致するものを探すような研究を8カ月もの間、ひたすら一人でコツコツと続けられたハンドベルさん。
その研究の積み重ねの結果、ある程度形になってきた『瀬戸内レモンジュエリー』ですが、商品化するにあたり、スポイトで一滴一滴滴下して作るわけにはいきません。
そんな時に運命のように出会ったのが広島国際学院大学・工学部の佐々木先生でした。
佐々木先生は化学専攻の先生で、土壌改良のためのビーズ状の薬品を研究されていたそうです。
ハンドベルさんと佐々木先生、そして機械製造の会社との共同開発が始まり、試作を幾度となく重ね最新技術により『瀬戸内レモンジュエリー』は完成!それによってハンドベルさんの思い描いていた「噛んだ瞬間にプチっとはじける新感覚調味料」が誕生したのでした。
レモンをそのまま感じられる!「瀬戸内レモンジュエリー」
気が遠くなるような研究を重ね、やっとの思いでできたレモンの調味料『瀬戸内レモンジュエリー』。
新しすぎて一体どんなものなのか気になりますよね!
味についても詳しくお伝えしますよ♪
『瀬戸内レモンジュエリー』は、手のひらにちょこんと乗るぐらいの割と小さめのビンに入っています。小さいですが、この中に60~70粒入っているとのことで意外と量はしっかりあります。
ビンの蓋を開けると爽やかなレモンの香りが広がります。
一粒とってみると、粒が二層になっているのが分かります。
キラキラとしている黄色の部分はレモンオイルで、主にプチっとはじける食感とレモンの香りの役割を担っているそうです。乳白色の部分はレモンの味の部分。二層にすることでしっかりとしたレモンを感じることができる作りになっています。
では一粒………。
すっっっっっっぱ!!!!!
噛めば噛むほど酸っぱい!!!まさにレモンそのもの!!!!
最初の一噛みはオイル部分がはじけることもあって香りが広がる感じだったのですが、二噛み目以降は乳白色のレモンの部分を噛むことになるのでまぁ酸っぱい(笑)
正直、見た目重視の飾り程度の酸っぱさかなと思っていただけに、こんなに存在感のある酸っぱさだとは思ってもみませんでした。
まさにレモン果汁そのものが粒状になっている味です。
このレモンにももちろんこだわりがあって、国産レモンの一大産地、尾道市瀬戸田町の契約農家さんのところで採れた防カビ・防腐剤、ワックス不使用のレモン果汁を使用しているんですよ。
そのため、えぐみが少なく、しっかりとした酸っぱさの中に爽やかさがあって後を引かないのが特徴です。他の料理の味を邪魔しないなんて、とっても優秀ですよね♪
華やかに飾ることができてレモンとしての役割もきちんとこなすなんてまさに一石二鳥!
1~2粒で充分存在感があるので一瓶でも十分に楽しめますよ!
今回私は市販のカステラにホイップ&『瀬戸内レモンジュエリー』を乗せて、液部分であるレモンエキスも少しかけて食べたのですが、これが数粒乗るだけで味も見た目もちょっとおしゃれなレモンケーキに大変身しました♡
スイーツはもちろん、焼き牡蠣や牛タン、からあげなど様々な料理に添えていただくのもおすすめです!
このレモンの調味料があるだけで手軽に美味しくキラキラ輝く映え料理ができちゃいますよ♪
ぜひ試してみてくださいね♪
現在、『瀬戸内レモンジュエリー』は通販サイト Amazon、楽天市場、公式ホームページの他、尾道市内のお土産物店、広島本通り商店街のお土産物店「長崎屋」、東京銀座にある「ひろしまブランドショップ TAU」で購入できます。