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1925年から1964年まで存在した尾道鉄道は、今の尾道駅の北側に駅があり、そこから御調郡御調町（現、尾道市御調町）を結んだ全長17.1kmの鉄道です。地元の人からは「オノテツ」の愛称で親しまれました。

この短い区間にトンネルは8箇所あり、現在でもその原型をとどめているのは『4号トンネル』のみです。大正15年に竣工した4号トンネルの全長は80mほど、入口部分はレンガと石を併用してアーチ状に作られています。
トンネル内部に入ることができ、洞内はゆるやかにカーブしています。線路は撤去され路面は舗装されてはいますが、当時使っていた金具などがトンネル内の壁に残されていて往時の面影を見ることができます。

場所は、国道184号線の御調町から尾道市街に向かう峠の道沿いにあります。廃線から60年を超えた尾道鉄道、現在ではその遺構を確認できるものも少なく貴重な鉄道遺産です

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