
鞆の浦(広島・福山)
- 名所・旧跡
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平安時代(826年)に弘法大師(空海)が創建したとされる真言宗のお寺です。
石畳の坂道を登った先に「医王寺」はあり、境内からは日本で最初に国立公園に指定された瀬戸内海の景色を一望することができます。
鞆の浦は万葉の時代から、人と物が行き交う寄港地として栄え、歌人である大伴旅人も歌を残しており、境内にはその歌碑があります
中世の時代に荒廃しますが、福島正則が藩主となった慶長年間(1600年頃)に大崎玄藩により再興されました。現存する鐘楼(しょうろう)は1642年に福山藩主 水野勝成の建立、本堂は1685年に水野勝種の再建と伝えらます。
6年に一度開帳される御本尊は、木造薬師如来像で広島県の重要文化財に指定されています。
境内の奥には、さらに上へと続く583段の石段があり、登りきった人だけが見ることができる絶景が待っています。
江戸時代後期、ドイツ人医師のシーボルトもここを訪れ、植物観察をした記録が残っています。
住所 | 〒720-0202 広島県福山市鞆町後地1397 |
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参拝時間 | 常時 |