
高越城址 (岡山・井原)
- 城・城趾
西暦737年、行基(ぎょうき)が開いたと伝えられる真言宗のお寺です。
行基は東大寺の大仏の造立に尽力、日本で最初の僧侶の最高位「大僧正」に任命された名僧です。ここでは、行基自作の十一面観音を本尊としてお祀りしています。
年老いた人たちが「老いても嫁の手を煩わすことなく、健康で幸せな生涯を全うできる」というご利益(りやく)があることから、嫁いらずの観音様と呼ばれるようになったといわれています。正式名称は、樋の尻山嫁いらず観音院(ひのしりやまよめいらずかんのんいん)、瀬戸内三十三観音霊場の第二十一番札所にもなっています。
本堂裏手にある樋の尻山は約15分でぐるりと一周でき、二十九の霊場をお参りできます。頂上付近には、「さすり観音」が鎮座しており、具合の悪いところを撫でると、健康の御利益があるとされています。
開山1260年周年となる1999年には、本尊・十一面観音像の元の姿とされる「聖観世音菩薩」が建立されました。高さは7.7メートル、重さは38トン、一本の石づくりの仏像としては国内最大級とされます。縁日に当たる春分・秋分の日に行われる2回の大祭には、大勢の参拝者が訪れます。
住所 | 〒715-0023 岡山県井原市大江町1036 |
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営業時間 | 常時 |
無料駐車場 | あり |