テレビ番組「マツコの知らない世界」で紹介!『尾道まぜ麺』
ここ数年、「まぜ麺」や「まぜそば」、「汁なし担々麺」など、唐辛子のピリッと効いた、汁なし麺が流行っています。大型商業施設のフードコート内に専門店ができるほど。
広島は人気の火付け役と言われ、2000年代にご当地グルメとして「広島汁なし担々麺」が誕生、汁なしの担々麺に山椒が入り、元々の唐辛子の辛さに加え、山椒によるシビれの刺激を味わうことができることから、この独特な感覚がクセになり全国にファンを持つ人気グルメに。
こってり感や辛さが魅力の「汁なし担々麺」、美味しくて食べずにはいられないという方も多いのでは?
しかし刺激的な味付けやこってり味の肉みそ等、カロリーや原材料が少々心配ですよね。
でも、ご安心ください。それらの心配を覆す「まぜ麺」があるんです。
今回ご紹介するのは、パッケージに大きく「からだにやさしい」の文字が書かれた「尾道まぜ麺」。
広島県尾道市の「純正食品マルシマ」が、素材にこだわり抜いて商品化し、あの人気テレビ番組「マツコの知らない世界」でも紹介されたインスタントのまぜ麺です。
インスタントにも関わらず「からだにやさしい」とはどういうことなのか?
その特徴や、商品化への道のりをお話くださったのは、営業部長の三浦 五郎(みうら ごろう)さんと、商品部部長の森 裕二(もり ゆうじ)さん。
まずは、純正食品マルシマがどのような会社なのか、お伺いしました。
マルシマが商品開発に貫く、マクロビオティックの理念
森さん:「弊社は、自然食品やオーガニック商品の製造販売を行っています。子どもたちが安心して口にできるものを届けるために、『まじめにおいしい』にこだわったものづくりを続けています」
マルシマのルーツは、創業者である杢谷 清(もくたに きよし)さんが3代目として受け継いだ「丸島醤油」にあります。
そもそも、醤油の産地である香川県の小豆島で、伝統的な杉樽仕込みを用いて醤油づくりを営む蔵元でしたが、戦後、杢谷さんが家業を引き継ぐことを決意したときには、大量生産をめざし化学薬品を用いた合成醤油がつくられていたとか。そのことに大きな違和感を感じながらも時代の流れには逆らえず、安さと速さのみを追求した醤油づくりを続けていたそうです。
ですが、ストレスと過労からついに杢谷さんは体調を崩します。なんとか健康を取り戻そうと病床で出会ったのが、当時、桜沢如一氏が提唱していたマクロビオティック理念(※)。
その後、桜沢氏の指導を仰ぎ体調が回復、さらに醤油づくりも見直してできあがったのが、おいしくて健康にも良い「純正醤油」だったそうです。
(※)マクロビオティックとは、「身土不二」(しんどふじ:生活している土地でとれたものを食べることがからだに最も適している)、「一物全体」(いちぶつぜんたい:命ある食物の一部分だけではなく、全体を丸ごといただくことが大切である)、「陰陽の調和」(いんようのちょうわ:世の中のすべてのものは陰と陽の2つに分けられ、そのバランスが大切である)という理念のもと健康や幸せな生活を追求する考え方。
森さん:「そのとき、桜沢氏から言われたのが、『芽が出るような生きた大豆を使いなさい』ということだったそうです。これは、いわゆる丸大豆と呼ばれる、油を搾る前の大豆のことをさします。通常の醤油は、油を搾った後の脱脂加工大豆を原料に使いますが、『純正醤油』は大豆を丸ごと使い、昔ながらの製法でつくっています」
とはいえ、安いものが大量に販売されていた当時、原材料や昔ながらの製法にこだわった価格の高い醤油はなかなか受け入れられなかったといいます。
森さん:「社会が効率の良さを求めていた頃に、言ってみれば時代に逆行するものづくりを追求していたんです。からだに良いものを広めたいという一心で、商品を積んだトラックに寝泊まりしながら、各地に醤油を広めて回ったと聞いています」
からだにやさしくておいしい!『尾道まぜ麺』
醤油製造に留まらず、その頃からぶれることなく原材料にこだわり、安心しておいしく食べられる商品をつくり続けてきた純正マルシマ。尾道市に拠点を移してからも、草の根的にその良さを広めていき、今では、調味料やお菓子、しょうが湯など200品目以上の食品を販売しています。
その中で、20年程前から販売されている「尾道ラーメン」は、いわゆる即席麺のイメージを払拭する「からだにやさしい」インスタント麺として、人気を得てきました。
その後、さらなる新商品開発の時期に「まぜ麺ブーム」が重なり開発されたのが、今回ご紹介する『尾道まぜ麺』です。
三浦さん:「インスタント麺というと、どうしても罪悪感を持ちがちですが、この商品はストレスを感じることなく食べていただけるのが一番のメリットです。動物性の材料は一切使用せず、植物性の材料のみを使ったプラントベースの商品で、素材一つひとつの栽培や生産の過程もしっかり確認した上で、使用しています」
麺を茹で、湯切りをした後に混ぜるのが、味の決め手となるピリ辛のタレ。辛みの素になっているのは、地元尾道の農家が有機肥料、栽培期間中農薬不使用でつくった希少なジャンボニンニク。そこに有機醤油と国産大豆からつくった大豆そぼろが入ることで、旨みと食べ応えをプラスしています。
また国産小麦の小麦粉でつくられた麺は、かんすいを使っていないにもかかわらずコシが抜群。添加物が気になる人にはうれしいポイント。
三浦さん:「手軽なのに、からだにもやさしい商品です。インスタント麺を深夜に無性に食べたくなることってあると思うんですが、これなら罪悪感なく食べられますし、お客様からは、パンチが効いていてクセになる味だと、ご好評をいただいています」
これまで数々の商品を世に送り出してきたマルシマとはいえ、商品開発の過程では何度も試作が繰り返されたそうです。特にピリ辛タレは完成までにかなりの時間を費やしたとか。
森さん:「男女に限らず、お子さんから高齢の方まで食べていただくために、辛さも吟味しました。しかも旨みとこってり感を出すために、材料の配合バランスを変えながら、自信を持っておすすめできる味を見極めていきました」
マルシマがめざしているものは、からだに良いだけではなく「おいしい」商品。
素材を厳選するのは当然のこと、その組み合わせによって誰もが満足し、なおかつ繰り返して食べたくなる味を追求することが必要です。マクロビオティックの理念のもと積み重ねてきた、マルシマならではの食品開発によって完成した逸品、それが『尾道まぜ麺』だと言えます。
ピリ辛タレがクセになる!食べ応え十分な『尾道まぜ麺』
さて、この『尾道まぜ麺』、パッケージを手に取ると、植物由来の素材だけでつくられていることに改めて驚きます。調理写真の横には、金の筆文字で大きく商品名が入り、かなりのインパクト。同時に「からだにやさしい」、「ヘルシー」、「動物性原材料0%」の言葉も目を惹きます。それだけで、すでに心を掴まれてしまいます。
では早速、私も調理していただいてみることに。
まず麺の茹で加減は、パッケージ裏面の調理方法通り3分を厳守。その後、軽くお湯切りをします。ここまでは一般的なインスタントまぜ麺と同じ。
そして麺を器に盛り、味の決め手であるピリ辛タレを丁寧に絡めていきます。最後に小口ネギをトッピングして完成。そしてズズっと一口いただきます。
ピリッとした唐辛子とにんにくの辛みはしっかりとありつつも、マイルドな旨みも感じられ、年齢問わず多くの世代に支持されているのを納得。牛、豚、鶏、全て不使用なのに、こってりとしたコクも感じます。しかもコシのある麺に、弾力性のある大豆そぼろがよく絡み、食べ応えの相乗効果を生み出しているようです。
「クセになる味」、そう表現する方も多いようですが、私も同感。これがギルトフリー、ストレスフリーだとしたら、もう食べないわけにはいきません。
おすすめのトッピングは、刻みニラや白髪ネギ。そしてマイルド感を味わいたい場合には卵の黄身を混ぜると良いとか。他にも、オリーブオイルやごま油、お酢を加えても味わいに変化があり、おいしくいただけそうです。
さらに、このピリ辛タレですが、あまりの人気に単品で商品化となり、現在「ベジ辛醬」の名前で販売中。チャーハンや野菜炒めなどに使えば、普段の味が劇的に変化する絶品の調味タレだとか。他にも幅広いアレンジができそうです。
最後に、お二人にマルシマのこれからについてお聞きしました。
森さん:「最近では、小さなお子さんがいる若い世代のご家庭でも、自然食品を取り入れることが多くなってきています。特にコロナ禍以降は注目も増して、安心して口にできるものを求める傾向が強くなっているようです。弊社の信念には『子どもにやさしい未来へ』という想いがあります。まぜ麺やお菓子などさらに商品開発を進め、幅広い世代の皆さんが気軽に自然食品を取り入れられる間口を増やしていきたいですね」
三浦さん:「弊社では『体は食べたものでできている』ということをお客様にお伝えするようにしています。食生活を完璧に整えることは難しいかもしれませんが、少しずつでも日々積み重ねることが健康につながります。私たちはそのお手伝いができるよう、からだにやさしく、しかもおいしい商品をこれからもお届けできればと思っています」
現在、『尾道まぜ麺』は通販サイト Amazon、楽天市場、公式ホームページの他、下記の店舗で購入することができます。
ぜひ皆さんも、おいしいまぜ麺を罪悪感なくお試しください。
- 尾道市:イオンスタイル尾道、尾道ええもんや、尾道みやげ、ええじゃん尾道
- 三原市:道の駅みはら神明の里
- 広島市:アバンセ各店、広島平和記念公園レストハウス、ひろしま夢プラザ、おりづるタワー
- 広島県:フレスタ各店、イズミ各店
- 関東:ひろしまブランドショップTAU、ビアセボン各店、各生協など