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康徳寺古墳(広島・世羅)

2025.04.11 2025/04/14

672年に創建されたと伝えられる康徳寺の門前にあることから、その名称がつけられました。直径約17m、高さ約5mの円墳で、内部は横穴式石室になっています。
平成7年に発掘調査が行われ、石室は全長8.3m、玄室の長さは5.9mであることが確認されました。中からは須恵器、土師器などが見つかり、石室の構造などから6世紀後半頃のものと推定され、世羅郡を支配した豪族がこの古墳を設けたとの説があります。
またこの古墳の大きな特徴は、祭祀や生活の場として二次利用された形跡が残っていること。仏像の一部や素焼きした小さな宝塔が約500個体ほど出土しており、このことから古墳の二次利用に際し、古墳の被葬者に対しての供養が行われたものと考えられています。
1940年に広島県指定史跡に指定されています。

康徳寺古墳

住所 〒722-1111 広島県世羅郡世羅町寺町
営業時間 常時
料金 無料