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椋梨城址(広島・三原)

2025.04.10 2025/04/14

歴史のある城で、鎌倉時代に築かれたと言われます。椋梨城(むくなしじょう)は堀城ともいわれ、椋梨氏が築きました。小高い丘をきりぬいて独立させたものと思われ、前面に地面を細長く掘った溝を備えた山城址です。
椋梨氏は沼田小早川家の生まれで、後に毛利元就の三男である小早川隆景が当主となる家柄。近くには椋梨氏の菩提寺 学応寺跡があり、1561年に毛利元就とその長男である隆元が一泊したことが、古文書に記録されています。寺の規模は不明で、現在は一族の墓が残っている以外は開墾されて畑や田んぼになってしまっています。
江戸時代に入り、毛利氏が山口県の萩に転封されるまで約350年の長きにわたりこの地にありました。以降長く放置されてきましたが、平成の時代になって区画事業がはじまり、文化財として残されることになりました。

椋梨城址

住所 〒729-1331 広島県三原市大和町椋梨1541
営業時間 常時
料金 無料